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腕を振って足を曲げ伸ばす運動

Q)なぜラジオ体操で2回でてくるのか。

A)

ご質問の2番目の運動と12番目の運動の関係ですが、財団法人簡易保険加入者協会で発行したラジオ体操50年の歩み「新しい朝が来た」によりますと、この現在の体操は、制定当時のラジオ体操の構成の記述中には、「運動の数を多くし実質的には少なくした。放送時間やレコードの関係で運動の数も自ずと制約を受け13にしたが、始めと終わりの運動は同一のものであるから事実上は11である。」とあり、また、運動の配列の記述中には、「運動の出発には二様の考え方がある。運動の始まりは動的な跳躍から入る場合と静的な姿勢、呼吸の調整から入る場合の二通りがあるが、今回は最も一般的な静的なものから始め、これのみを八呼間にした。」、「全体がリズミカルになるよう力の配分をした。運動は同一であってもその配列は幾通りにもでき、これが如何に快感、疲労、美的などに密接なる関係を持つか、リズムこそ動きと構成の法則である。」とあります。

このように1番目の運動と13番目の運動、2番目の運動と12番目の運動によって、数を多くしてた理由としては、「送時間やレコードの関係からの制約」とのことでした。

 

また、NPO法人全国ラジオ体操連盟発行の「ラジオ体操みんなの体操・理論と実践」では、1番目の運動から10番目の運動までは、平地から山に登るように徐々に運動強度を増して行く形で作成されており、11番目の運動からは山を降り、安全に平地に到着するよう運動負荷を軽減し、体内に疲労をできるだけ残さず、心臓に負担をかけぬように配慮した内容になっている。」と記述しています。

つまり、これから山に登るため、1番目の「伸びの運動」によって、全身の筋肉を伸展させて良い姿勢をつくり、2番目の「腕を振って脚を曲げ伸ばす運動」によって、腕・脚の筋肉を刺激したり、弾力を与えて血行を良くし、関節や筋肉をやわらげて山に登る体制をつくりましょう。そして、山に登った後は平地に戻るので12番目の「腕を振って脚を曲げ伸ばす運動」によって、あらゆる機能をできるだけ元に戻す(整理運動)ため、呼吸を整えるようゆったりと行い、13番目の「深呼吸」によって、運動の疲労を残さないよう呼吸調整を行って体を平常時の状態に戻しましょうとなっています。

このように2番目と12番目の運動、同じ運動ですが、運動の目的を異にしていますので、ご理解をいただきますようよろしくお願いいたします。

今後とも、ラジオ体操をよろしくお願いいたします。

 

回答:事務局

NPO法人 全国ラジオ体操連盟 事務局

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