会長あいさつ
この度、荒木田裕子会長のご逝去に伴い、NPO法人全国ラジオ体操連盟の理事会において会長に選任されました石﨑朔子です。当連盟においては、2023年2月から理事長としてラジオ体操に携わっております。国内最大級のラジオ体操のイベントである「1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭」にはこれまで2回参加し、朝早くから多くの人々が一斉にラジオ体操を行う姿を拝見し、ラジオ体操の素晴らしさ盛大さを認識しました。
また、私個人としては、長い間新体操に携わっておりますが、新体操を行うことにより基本的な運動能力が身に着くなど、ラジオ体操との親和性も感じております。
ラジオ体操は、当時の逓信省簡易保険局が1928年(昭和3年)に「国民保健体操」として制定し、2028年には100周年を迎えます。これだけ長い間、ラジオ体操が行われてきたのは、ラジオ体操の理念である「いつでも、どこでも、だれでも」が普遍的であり、時代や世代を超えて、手軽にできる体操として支持され続けてきたからだと思います。
また、高齢化社会・人口減少社会の中で、ラジオ体操は「体の健康」だけでなく、地域におけるコミュニケーションの手段として「心の健康」や「地域の活性化」にも貢献していることも注目されており、ラジオ体操の果たす役割はますます重要になっていると考えております。
人生100年時代を迎え、健康でいることは一生の宝物です。「いつでも、どこでも、だれでも」できるラジオ体操を活用し、一人でも多くの方に健康維持に必要な運動習慣を身に着けていただければと思います。
私どもNPO法人全国ラジオ体操連盟は、(株)かんぽ生命保険、NHK、一般財団法人簡易保険加入者協会をはじめ、全国の関係諸団体と連携して、ラジオ体操・みんなの体操の普及推進に取り組んでおります。会長就任に当たり、関係の皆さまとともに、ラジオ体操・みんなの体操の更なる普及・発展に努め、国民の皆さまの健康の維持増進及び地域の発展に寄与してまいる所存でございますので、今後とも変わらぬご支援、ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
NPO法人全国ラジオ体操連盟
会長 石﨑 朔子